しおん流 浴衣のお手入れ方法
先日は天気がよかったので、浴衣のお洗濯をしました。
私は浴衣や綿・麻の着物はクリーニングには出さず、全て自宅で洗っています。
そのお手入れ方法をご紹介しますね。
1.洗う
浴衣は普通に畳んで手洗いをするか、洗濯機の場合はネットに入れ、手洗いコースやおしゃれ着洗いコースで洗います。
洗剤はエマールやアクロンといった中性のものを、通常の半分くらいの量で使います。
パリッと仕上げたい場合は、濯ぎの後のり付けしてください。
2.畳む
脱水後、浴衣を畳んでいきます。
水分があるので、レジャーシートの上などで畳むといいですよ。
ここが一番のポイントです!!
手のしでシワを伸ばしながら、丁寧に浴衣を畳んでいきます。
背縫い・脇縫い・衽など縫い目を縦にひっぱるようにして伸ばしながら、畳んでいくのがコツです。
キレイに畳めました!
3.押しをする
浴衣を畳んだら、レジャーシートでくるみます。
もう一枚あれば、上から乗せてもOKです。
表面が平らで、ある程度の重さがあるものを乗せて「押し」をします。
ここでは折り畳み式のテーブルを使いました。なければアイロン台や雑誌などでもよいでしょう。
このまま10~20分くらい放置します。時間は上に押しするものの重さによって加減してください。
4.干す
押しが終わったら、いよいよ浴衣を干します。
着物ハンガーでよいですが、なるべく手が長いものの方が、袖がシワにならなくてよいです。
私はホームセンターで買った木の棒に、紐を結んで使っています。
安いし、着物ハンガーより凸凹がないので和服を干す際にはおすすめですよ~♪
浴衣が色褪せないように、なるべく直射日光の当たらない、風通しのよい室内に干してくださいね。
5.衿にアイロン
浴衣が乾いたら、衿にスチームアイロンをかけます。
衿は布の重なりが多く、干す際にどうしてもシワになる部分なので、衿だけは必ずアイロンをかけましょう。
衿には厚みがあるので、表と裏の両方からアイロンをかけてください。
他にシワが気になる所があれば、このとき同時にアイロンをかけます。
6.再び畳む
アイロンをかけたら再び畳んで、お手入れ完了です。
浴衣全体にアイロンをかけるのは、面積が広いため結構大変です。
お洗濯後、丁寧に畳んで押しをしてから干すと、最小限のアイロンでもここまでキレイに仕上がります。
浴衣だけではなく、木綿や麻の着物、長襦袢でも同じようにお手入れできます。
ぜひぜひ試してみてくださいね~(*^^*)